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研究室の出来事

創薬・生命薬学科4年米盛匠海さんが日本遺伝学会第95回において、Young Best Poster(YBP)賞に選ばれました。
2023.09.27
  1. マウス ES 細胞における KRAB-ZFPs クラスター領域欠損 ES 細胞株の樹立と解析

      1. ○米盛 匠海 1 )、平山 愛理 1 )、徳安 碧 1 )、吉信 公美子 2 )、荒木 正健 2 )、荒木 喜美 1 )

        1)熊本大学 薬学部 疾患モデル分野、2)熊本大学 薬学部 ゲノム機能分野


      我々は、マウス ES 細胞を用いた遺伝子トラップ法を 行う過程で、トラップされた遺伝子配列が染色体のある 特異的領域に繰り返し出現する領域を 4 箇所発見し、 CSCT 領域( Chromosome Specific Clustered Trap region)と名付けた。この領域の特徴は、KRAB- ZFPs クラスターが存在すること、全域にわたって Segmental Duplication(1kb 以上の長さの領域単位 で重複してできた領域 )があること、他の生物ではこ の場所のみ抜けるように保存されていないことから、 マウスという種が分化してから KRAB-ZFPs が重複 することで形成された領域であると推測できる。遺伝 子トラップで発見されたということは、この領域は ES 細胞で働く KRAB-ZFPs クラスターであると言 える。我々は、この領域を欠損する ES 細胞を樹立し 解析しているが、CSCT 領域の欠損箇所が増加する につれ樹立効率が下がることが分かった。そこで、 TEs の発現量の変化によって ES 細胞の樹立効率も変 化すると考え、樹立した CSCT 欠損 ES 細胞におけ る TEs の発現量解析を行ったので、その結果を報告 したい。

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